アドラー心理学は、「変化を促す、変化を後押しする心理学」

  • フロイト的な原因論は、この原因があるからこうなったという決定論に結びつき、立ち止まる方へと力学が働く。

    • 決定していること、変えられないことに目を向けてしまう。
  • 対してアドラーは、原因論。怒鳴るために怒りを持ち出すと考える。これは、突発的な怒りに駆られて怒鳴ったのではなく、怒鳴るって目的が先にあったってこと。目的が先にあるなら、その目的を選択し直せば、これまでとは違うように歩める。

  • 過去を気にせず、今からに目を向ける。そのための哲学であると言えると思う。

  • また、アドラー心理学は、変化をその人自身の手で起こせるように後押しする心理学。自分の力で歩む力添えをする考え方。

    • 根底には、人の力への信頼がある。
      • 人は、変化していける存在であるという。
      • 人は、自らの力で歩むことができるようになるという。
  • 外発的動機づけは自立を阻害するがゆえに、アドラー心理学はそれを否定する

  • 「変化を促す、後押しする」のが、教師の大切な役割