システム2で計画を立てて、そこから先はシステム1で意志力を省エネ
- 一日を過ごす基本戦略として、意志力の節約が挙げられる。
- システム1に任せるのは、意志力を節約することができるやろう。
- システム2は、腰が重く、なかなか動いてくれない。ので、動かすのには意志力を使う。
- 前頭葉が司る?
- システム1は、熟慮に欠けているものの、さっと稼働できる。というか、勝手に稼働する。
- 扁桃体などの部分が受け持つ?ある程度の自動化が行われる。でも、正確でないこともある。
- ということは、意志力を節約するには、基本的にはシステム1に動いてもらうようにすればいい、ということなのではないか。
- 思いついたことからとにかく取り掛かっていく、気になったことから手をつけるのは、システム1かも。やとしたら、残り時間や残りタスクを考慮に入れ、次に何をすべきか考え、手をつけていくのはシステム2。
- 「次に何をすべきか」考えるのは、システム2を登場させるため、意志力の消費が激しい。かといって、次に何をすべきか考えないと、えらく時間がかかっていってしまうし、必要ないことまでやってしまうし、締め切りも守られん。
- そこで、一日のはじめにデイリータスクリストを作り、タスクが終わるごとに次何をすべきか考えなくて済むようにする。
- デイリータスクリスト作成時に、システム2を使って「シミュレーションをはしらせる」。
- ザイガルニック効果も意志力を消費させるのだとすれば、デイリータスクリストはそれにも効果的に働いてくれる。
- システム2が働かないといけない回数、考える回数を極力減らす。と、意志力の節約につながるんじゃないか。
- システム1とシステム2は、「『スイッチ!』(チップ・ハース ダン・ハース)」では、象と象使いとして描かれてる。でも、さらに付け加えるとすると、「狡猾な象」と「怠け者の象使い」といえるかも。
- 象が暴走すると、象使いがいくらがんばってもいうことを聞かなくなる。さらに、象がちょっとした言い訳をこしらえると、象使いはすっかり納得してしまう。納得したことにしてしまう。自分が動きたくないがために。
- その両者を望みの通りに動かすのは、そりゃむずかしいわけで。
初出
システム2で計画を立てて、そこから先はシステム1で意志力を省エネ
2017/03/05_06:40