外発的動機づけは自立を阻害するがゆえに、アドラー心理学はそれを否定する

  • アドラー心理学で言われる、「ほめてはいけないしかってもいけない」ってのは、外発的動機づけを否定している。報酬や懲罰によってしか行動できなくなることを危惧し、報酬や懲罰によって相手をコントロールしようとすることを否定する。
  • で、これが、心理学的にも裏づけされてるってのがおもしろい。人は、コントロール下に置かれると、内発的動機が薄れてしまうという。これってつまり、自立心が薄れるということ。
  • [『人を伸ばす力』(エドワード・L・デシ、リチャード・フラスト)](『人を伸ばす力』(エドワード・L・デシ、リチャード・フラスト) https://scrapbox.io/bsc/%E3%80%8E%E4%BA%BA%E3%82%92%E4%BC%B8%E3%81%B0%E3%81%99%E5%8A%9B%E3%80%8F%EF%BC%88%E3%82%A8%E3%83%89%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%BBL%E3%83%BB%E3%83%87%E3%82%B7%E3%80%81%E3%83%AA%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%BB%E3%83%95%E3%83%A9%E3%82%B9%E3%83%88%EF%BC%89)は内発的動機付けに関する本で、その本とアドラー心理学の呼応がすごいのは、どちらも内発的動機に目を向けているからやろう。