K『こどものスモールトラウマのためにできること 内面で何が起きているのか』(スッダ・クドゥバ)


『こどものスモールトラウマのためにできること 内面で何が起きているのか』(スッダ・クドゥバ)

著者: #スッダ・クドゥバ
出版社: #春秋社
発行:2021
分類:37教育

本屋で物色していたときに出会った本。出会えてよかった、本書を読めてよかった。
こどもとの関わりは反省がおおいけど、反省してもどうしたらいいかわからないときがほとんど。
そんな中でアドラー心理学は一つの思想面での支えになると感じてるけど、本書はアドラー心理学と共通した考えであり、さらに「こどもには何が起こっていて、大人はどうしたらいいのか?」ということを教えてくれる。

  • 敬意がない、受容されないことは、恐怖であり、恐怖は闘争/逃走反応を引き起こす。
  • 闘争/逃走反応によって思考脳が働かなくなり、混乱に陥る。
  • こどもは抵抗しているように見えて実は、混乱の最中にいる。
  • 混乱の最中では、内省することは困難。
  • 支配によって押さえつけられ、矯正されることは、こどもに自分には欠陥があるという信念を生じさせかねない。

特に、今の接し方がこどもの今にも将来にも影響してしまいかねないという事実は、これまでにも増して関わりを変えていく必要性を突きつけてくれた。
反省し、迷うこともあるだろうが、本書がそういうときの支えになってくれると思う。
20250327