ダメなら別のアプローチを試みる
『超一流になるのは才能か努力か?』という本の一節。
693.何かに上達しようとすれば 、必ずこんな壁にぶつかるだろう 。どうにも前に進めない気がする 、あるいは前に進む方法がわからないという状態だ 。これは自然なことだ 。一方 、どうにも越えられない壁 、迂回したり突き破ったりすることが不可能な壁というのは幻想である 。
上達に壁はつきもの。でもその壁を越えられないことなんてなく、越えられない壁は幻想だ、と言い切ってくれていて、勇気づけられる。本から勇気づけられることって、ある。
では、壁を乗り越えるためにできることは何か。
664.壁を乗り越えるのに一番良いのは 、別の方向から攻めてみること
これはブリーフセラピーの考えにも通じる。
何かを上達させていきたいとき、同じ方法でダメなら、別のアプローチを試してみる。上達の壁を乗り越えるのは、それが最もいいのだそう。
どうすればより上達することができるのか。
それって、明確な答えがわからないぶん、簡単ではない。けれども、何度も試しててダメな方法を繰り返すより、違う方法を試みる方が建設的で、前に進むためには必要。
ただ、明確な答えがわからないことに対して何度も違うアプローチを試すって難しい。答えがあるのかすらわかっていないので、常に「不毛なことをしているのではないか?」という疑念は消えないわけで。
とはいえ、ダメなら別のアプローチを試みることは、基本的な姿勢として持っておきたい。
- 1つの方針に固執せず、別のアプローチを
- 『超一流になるのは才能か努力か? (文春e-book)』(アンダース・エリクソン、ロバート・プール)
#上達するために