昨年度の授業の振り返りをブログで書くのはどうか?

今年度は、✍️今年度の授業で試そうとしていることに書いたように、

  • 基本の定着に間隔学習を用いる
  • ポリアの問いかけを足がかりに
    の2点を中心に据えてやっていこうかな、と考え中。では、昨年度はどんなことを試したのか?
    一応、テーマとしては、「予習可能な環境は学習者の意欲を高めるのか?」として、途中から授業を反転授業にしたり、予習動画を公開して、任意で予習して来てね、という形にしたりした。
    その効果測定が不十分やったし、おそらく効果はないとデータからは出てたと思う。
    でもそれは、
  • 効果の測定の仕方が良くなかったこと
    に大きい要因があるんちゃうかな、と思ってる。ざっと一年間の流れを振り返って、今年度の授業の参考にしたい。
    一学期
  • 6月くらいまではオーソドックスな講義型の授業。授業に対する生徒の頑張りを見て、生徒の力を伸ばす授業とは何か、それをやってみて効果があったかどうかはどのように調査すればいいのか、と考えるようになり、教育論文を書きたいという気持ちが出てきた。
  • 基本的なことは講義型の授業で押さえつつ、演習は基本的には個々で取り組んだ後自由に他と相談しながら考えるような形態に。
  • 基本的なことを講義型の授業でやるのであれば、そこが動画でもいいのではないか、と考え、反転授業をすることに。
  • 授業の予習動画を配信して、取り組んでもらい、授業ではその予習での理解を前提として、演習問題に取り組んでもらった。
  • これには一長一短があった。
  • 予習に取り組む生徒は全体の7割は超えてくれてたが、予習を前提に授業をすると予習してきていない生徒が置いてけぼりになってしまう。演習の時間を多くとり、周りとの相談をしていいとしても、どう手をつけていいかわからない状況では時間があっても進展はないし、周りとどう相談すればいいかもわからない。
  • 一方で、予習をしてくる生徒の一部は、なぜ予習をしないのかがわからないという意見を持つほどその効果を感じてくれているようであった。
  • 全員に対して予習を課し、それを前提とするのは置いてけぼりになる生徒を増やす結果になってしまう。一方で予習の効果を感じ、今後も予習に取り組んでから授業に臨みたいという生徒もいる、という状況。
  • では、予習動画はこれまで通りに作成し、推奨するけども必須としない授業というものを考えていくことに。
    二学期
  • 予習動画はこの後も作成し、予習可能な状態を維持しつつ、授業ではその予習動画で触れている内容も合わせて扱うことで予習がなくても理解していけるような授業の形をとってみた。
  • 予習動画の内容は、よりポイントを絞って、特にその単元理解においうてコアになってくる部分を解説するように心がけた。
  • やり始めて予習生徒数を見ていくと、4分の1〜3分の1の生徒は予習に取り組んでくれていた。授業アンケートをとっても、予習した方が授業でわからないところに集中することができるのでいい、とその効果を確認しながら予習を定着させてくれていた。
  • 授業としては一学期のはじめに行っていた、基本的内容を講義型ですすめていき、演習は1人から数人で相談しながら取り組むという形に。一点変化をつけたのは、基本的な内容を扱う部分のスピードを上げたこと。板書の時間もほとんど取らないようにしたこと。
  • というのも、一学期のはじめからずっと、授業の板書ノートを公開してきていた。いつでも授業の内容を復習できるように。
  • 復習用のサイトを立ち上げ、授業内で取り扱った問題とその解答も全てそのサイトに載せ、やったことは全部いつでも復習できる形は整えていた。なので、授業中に板書を書き写すことができなくても後からいくらでも見返すことはできるし、時間内に解けなかった問題があったとしても後で取り組んでその答えを確認することができる。
  • なので、授業中にすべての生徒が板書を書き写し、問題を解き終えることに時間を使うのではなく、基本を押さえてそれを演習に使う部分により比重を置いてみた。
  • この辺りで、
    • 任意で予習をしていく環境は、学習意欲を高めるのではないか?
  • という問いが生まれた。
  • 予習している生徒はその効果を感じている。毎回予習していなくても、できる時に取り組んだ生徒もその効果は感じる様子である。
  • 尚且つ、予習は必須ではなく任意としているので、それに取り組むということは自分から能動的に授業に関与しようとしていることに他ならない。評価の観点的にいうと、予習に取り組むのは「主体的に取り組む態度」そのものである、と言える。
  • 外発的な働き掛けよりも内発的な動機の方が学習意欲は高まる。
  • いつでも予習できる環境を整えておくことが、実際に予習に取り組んだ生徒の学習意欲を高めるのではないか。なので、予習をするように指導するのではなく、予習できる環境を常に保っておくことが学習意欲を高めることにつながるのではないか、と考え、上記の問いについて調査・実証をしてみようと決めた。