着想メモは、関連のあることがふっと立ち現れるような状態に

すべてはメモである。いろんな種類のメモがあるものの、メモは適切なところにあってはじめて、その真価を発揮する。用途がはっきりしていれば、扱いは、さほどややこしくない。
どうしようか迷いがちになるのが「着想メモ」。日々触れる事柄から得たものや、考えたことや、気づいたことや発見について書かれたメモ。メモの用途がはっきりしていないけれども、書いておきたいという欲求のままに書いたもの。それを、どう扱うか。
考えがいのある、試行錯誤しがいのある、とても大きな課題。

ScrapboxやObsidianの性質として、メモが自然と目に入るってのが挙げられる。リンクされてさえいれば、書いたことを覚えてないメモも、勝手に目に入るリンク機能のあるノートアプリのページは、常に他の情報と結びつくスタンバイができたままである、と言える。
その出会いの機会を増やすため、スタンバイしているメモ同士をつなげ、リンクを張り巡らせる

ということで、扱いの難しい着想メモをどう扱うか、の一応の解は、関連のあることがふっと立ち現れるような状態にしておく、というもの。

メモを書くたび、関連のある、自分が関連づけた他のメモが目に入る。で、新たな結びつきや組み合わせができる、かもしれない。

過去のメモが目に入る環境が、関連のあることがふっと立ち現れる状態が、着想メモのような、使う用途のはっきりしていないメモを保管しておく場所として優れていると感じる。

#知的生産 #着想メモの扱い