知識ではなく、ものの見方・考え方を学ぶがゆえに、数学を学ぶこと自体が意味のあること
普段過ごしていても、数学の”知識”はさほど必要ない。けどだからといって学ぶ必要がない、ことにはならない。
知識を手に入れることが目的ではなく、ものの見方・考え方・論理の組み立て方を学び、身に付けることが目的やから。
そしてそれを、日常へと拡張し、活かすことが目的やから。
数学では、概念を定義し、捉え方の違いをなくすことが、話の食い違いをなくす。そうして、論理的に概念を拡張して、対象の世界を広げていく。
定義そのものを知識として覚えていてもさほど意味がない。
数学における定義の合理性は、あとになって理解できるときがくることがあるように、理解をつないでいくことが数学を学ぶ意義である、と言える。
数学を学ぶことで触れることができるものの見方・考え方も日常へと拡張していけるはず。
2014-06-16