📚「わかりあえない」を越える
- はじめに
- お互いの幸福に貢献することに人は気分よく感じる。
- →貢献感ということか。
- が、なぜ暴力が蔓延しているのか。人間の本質がそうなのではなく、そのように教育されてきたから。教育が、思いやりに満ちている本来の性質から遠ざけている。
- 神話とともに始まっている。悪を倒すのが良いという生き方。
- 他者を道徳的な判断・決めつけで捉えるように教育を受けている。正しい・間違っている、良い・悪いといった言葉が染み付いている。これらは正義とつながっていて、この勧善懲悪の世界観が暴力の核心。
- お互いの幸福に貢献することに人は気分よく感じる。
- 第Ⅰ部 平和のことば・NVCの仕組み
- NVCは2つの問いに注意を向けさせる。
- 「今この瞬間に、わたしたちの内面で何が息づいている・生き生きしているか」
- 「人生をよりすばらしいものにするために、わたしたちに何ができるのか?」
- NVCが提案するのは、自分の内面で何が息づいているかを相手に知らせる方法。
- いっさいの評価を交えない伝え方がきわめて重要。
- 相手が間違っていることを示唆するような言葉づかいは「何が息づいているか」の表現としては最も適していない。
- →アドラー心理学の思想を実現する方法かもしれない。
- 習ってきたのは、「どれほどひどい人間であるか」を本人に知らしめようとするコミュニケーション。そうすれば間違いを正すだろう、と思ってのこと。が、大間違い。
- 決めつけを挟まず、その人の行動そのものを伝えるように。行動そのものに目を向ける。観察する。評価を挟まず、行動そのものに。
- 相手が間違っていることを示唆するような言葉づかいは「何が息づいているか」の表現としては最も適していない。
- 自分のニーズを見る方法を知る。
- 自分のニーズを見る方法を知らない場合がある。
- 人は誰かのニーズが見えた時にこそ、「相手に与える喜び」が湧き上がる。
- 自分の内面で何が息づいているか、を表現するためには、
- 自分が観察していること
- 自分が抱いている感情
- その感情とつながっているニーズ
- の3つがが必要。
- 人生をよりよいものにするためには、リクエストー相手に何をしてほしいかを伝えるーことが必要。
- 行動を促す肯定形の言葉でリクエストする。
- してほしくないこと、ではなくて、してほしいことを。
- 「自分は相手に何をしてほしいのか」
- 「自分の望むことを相手がするなら、その理由はどのようなものであってほしいのか」
- NVCの目的は、お互いに与え合えるような質のつながりを生むこと。そこに懲罰や報酬はいらない。互いの幸福に貢献したときに感じる自然の喜びしか。
- ニーズをはっきりさせ、そこからリクエストの明確化をはかる。
- 強要と受け取られないように気を配りながら、伝える。
- リクエストと強要の区別は言い方や内容では区別はつかず、相手が応じてくれないときにその人とどう接するか、接し方次第で決まる。
- 強要せず、リクエストする。リクエストであることを伝える。そのリクエストに異議を唱えたとしても理解してもらえる、と相手が確信する必要がある。
- 貢献感から、行動してくれるように。
- 相手が強要と受け取ったとき、争いがおこる。
- →アドラー心理学でいうところの、ピンポンのラリーがスタートしてしまう。そりゃ当然で、強要するということは、支配して相手をフラットなとこから突き落とす行いなんやから。
- 行動を促す肯定形の言葉でリクエストする。
- パワー・ウィズ、自分自身のニーズと同じくらい、相手のニーズにも関心を持っていると示すこと。
- NVCは2つの問いに注意を向けさせる。
- 第Ⅱ部 NVCの応用
- 暴力的な決めつけによって自分を教育するように、訓練を受けてしまっている。
- それでは、自尊心を失ってしまう。
- 自尊心を失わずに自分の過ちから学ぶ方法を知ること。
- 決めつけではなく、自分のニーズに目を向ける。「自分のとった行動によって、どんなニーズが満たされなかったのか」を探る。
- それなより、嘆く。ニーズが満たされずにいる自分自身に共感する。
- 自分の中の決めつけに耳を傾け、聞き届ける。
- ニーズをなんとかして満たそうとしていた自分に目を向ける。
- 私たちは、ニーズを満たすため、行動を選んでいる。嘆くような行動にも、ニーズがあったはず。
- どのように行動していたら、両方のニーズを満たすことができただろう?と考える。
- 決めつけではなく、自分のニーズに目を向ける。「自分のとった行動によって、どんなニーズが満たされなかったのか」を探る。
- 暴力的な言葉のひとつ、「べき(should)」。
- 満たされないニーズの悲劇的な表現。
- 小さいことからよく言われ、自分の教育に同じように使ってしまう。
- →しかも、子どもに対しても。
- NVcのトレーニング、「癒し」。
- 過去には目を向けない。心の痛みを永続化させ、増大させてしまいかねないから。
- 過去について語るのではなく、過去の出来事によって、相手の心のなかに今も息づいているものについて語る。
- →アドラーの早期回想にも似てる。今思い出し、語られることが、分析対象になる。
- 謝罪は、自分の悪さを認めて後悔すれば許される、という手続きになるので、ある意味暴力的。認め、後悔することを強要する。
- 真の癒しは、自分がひどい人間だと同意するゲームではなく、自分の内側に目を向けて自分の行動によって満たされなかったニーズが見えた時に訪れる。自然な苦しみ。
- NVCの目的はあくまで、人と人との間につながりをつくり出し、相手を思いやる喜びや与えあう喜びから行動を起こせるようになること。
- 上記の方法でコミュニケーションをはかり、たとえそれで相手がこちらの望む行動をしなくとも、リクエストに応じさせようとした時点で強要に変わり、NVCの目的が失われている。
- 共感を目指す。知性による理解ではなく、共感とは、相手とともにいること。「今ここにいること」。
- 知性で理解しようとしても無理。
- 懲罰は勝ち目のないゲーム。誰かがこちらの気に入らない振る舞いをしても、罰しないようにしなければ。その方法を学ぶの大事。
- 罰せられるからその行動を改める、のではなく、改めれば自分のニーズをより良い形で満たせそう、と選択肢に気づきを得たからであってほしい。
- 誰かに何かをやめさせることを目的にすると、力を失う。多の選択肢に、より良い選択肢があることをわかってもらう。
- 相手がその行動によって満たそうとしているニーズに共感を持ってつながる。
- こちらが相手を変えるという目的を手放せば、相手は身構えなくて済むようになる。自分の行動が理解されていると感じた瞬間、他の可能性に柔軟になれる。
- 相手がおかしいに違いない、という考え方から、自分を解放する。
- 互いのニーズを満たす方法を探すという段階に容易に踏み出せるようになる。
- 相手がおかしいにちがいないという考えを手放すということは、「相手の犠牲のもとに自分だけ恩恵を得ることはできない」ということを理解すること。
- 相手のニーズに共感を持ってつながることがてきるまでは、わたしたちがどのような行動をとっても、その行動はさらなる暴力を引き起こすエネルギーから生まれる可能性が高い。
- 相手に共感する。そしてその後、自分たちのニーズを伝える。
- 互いにニーズがあり、それは平和的に解決することができる、と考える。
- 暴力的な決めつけによって自分を教育するように、訓練を受けてしまっている。
- 第Ⅲ部 社会を変える平和のことば
- 効果的な社会変化のためには、その構造の内部にいる人に自分達のニーズとリクエストを侮辱の言葉なく伝えることと、相手のニーズを聞き取ろうとすること、そのうえで、相手と自分の双方のニーズが満たされるよう辛抱強くコミュニケーションを取り続ける必要がある。
- 教師が生徒をコントロールしようとするのではなく、教師と生徒が互いをパートナーと捉えて力を合わせる。
- →このマインドを持ち続け、伝え続けないと。やろうと課すこと全て、このマインドに基づいて伝えていく。
- ニーズを明確に共有することで、ミーティングは生産的になる。
- 評価を交えずに観察する。
- 批判せずに評価するためにまず必要なこと。
- 失礼な者がいる、怠惰なものがいる、というのは診断。観察とは呼べない。
- 問題を起こしている行動を観察により見極め、それを伝えないと。
- NVCでは、褒め言葉や称賛は避ける。道徳的な判断や決め付けでしかないから。
- →アドラーと同じ。縦の関係につながるから、褒めない。
- 肯定形であっても否定形であっても、決めつけは相手を非人間的に扱うこと、と考える。
- 感謝は、いのちを祝福するため。自分の人生が豊かになったことをわかってもらうため。
- 祝福したい相手の行動はなにであるか明確に伝える。
- 相手の行動によって自分にどんな感情が息づいているか伝える。
- 相手の行動によってどんなニーズが満たされたかを伝える。
- →勇気づけの具体的な方法とも言えるかも。感謝を伝える。